1970年にリリースされた伝説の楽曲「質問」。朝妻一郎プロデュースのもと、半世紀を経て、新たにリアレンジした3ヴァージョンをリリース!

あなたは 幸せですか
友達を 思い出しますか
だれかに 愛されてますか
戦争は いつ終りますか
“Keep Asking”

朝妻一郎が考えたテーマは
“Keep Asking”

問い続けることで人は成長する。
問うことに大小は関係ない。
上も下もない。ふとした瞬間に、
”今”やらなければならないと思った。

今、感じてもらいたい
曲がある。
今、考えてもらいたい
⾔葉がある。

1970年にリリースされた伝説の楽曲「質問」。
朝妻一郎プロデュースのもと、半世紀を経て、新たにリアレンジした3ヴァージョンをリリース!


第1弾は2022年8月8日リリース、オリジナル楽曲の世界観を現代のサウンドに置き換えた一朗「質問」。第2弾は8月15日リリース、戦争を知らない子供たちが純粋無垢に歌ったイチ「質問」。第3弾は8月22日リリース、過去にも現在にもいる若者に向けたエレクトロポップなichi「質問」。

  • ⼀朗「質問」8/8
    ⼀朗「質問」

    オリジナルの「質問」の世界観を現代のサウンドに置き換えて、リバイバルしたリアレンジ企画の第⼀弾。

    52年の歳⽉を経て、当時「質問」を投げかけていた若者が、「質問」に答える世代になったことで、改めて、その「質問」と「答え」を考えるきっかけとなることを願います。

    ダウンロード&ストリーミング
    nex-tone.link/A00103134
  • イチ「質問」8/15
    イチ「質問」

    「質問」リアレンジ企画の第⼆弾は、現代の世界でなにが起こっているのかまだ理解できない、まさに「戦争を知らない⼦供たち」が純粋無垢に歌唱。

    「質問」を投げかけられた⼤⼈たちは、平和で⼦供たちの笑顔が溢れる世界になるよう⼼から祈りたくなる楽曲となっている。

    ダウンロード&ストリーミング
    nex-tone.link/A00103133
  • ichi「質問」8/22
    ichi「質問」

    「質問」リアレンジ企画の第三弾は「Z世代」と呼ばれる10代から20代前半の若者に向けて親しみやすいエレクトロポップにアレンジ。

    過去に若者が感じた悩みや幸せを、多様性の時代を⽣きる現代の若者達にも感じ取ってもらえたらとても嬉しいです。

    ダウンロード&ストリーミング
    nex-tone.link/A00103132
イラストレーション:SAKI KIMURA
タイポグラフィ:KAZUE SUDO(LiNK-UP)

MUSIC VIDEO

楽曲情報

  • A⾯「質問」A⾯「質問」
    吉川ひろみ
  • B⾯「もしも(僕が戦争に⾏く時)」B⾯「もしも(僕が戦争に⾏く時)」
    栗⽥伸⼀
※「もしも(僕が戦争に⾏く時)」も作詞:寺⼭修司/作曲:⽥中未知の作品
原曲 楽曲情報
「質問」(JASRAC コード:039-4491-3)
1970 年6 ⽉21 ⽇発売
作詞:寺⼭修司
作曲:⽥中未知
レーベル:EXPRESS(東芝⾳楽⼯業株式会社)
品番:EP-1227
歌⼿:吉川ひろみ
寺⼭修司
詩⼈、歌⼈、劇作家、シナリオライター、映画監督
1967年から演劇実験室「天井桟敷(さじき)」を組織。主宰。
⽥中未知
作曲家、楽器作家、実験映画監督
演劇実験室「天井桟敷」の初期メンバーとして⼊団。1983年に寺⼭修司が亡くなるまでの16年間、秘書
兼マネージャーを務めた。1977年に刊⾏した著書に「質問」がある。

寺⼭修司作詞・⽥中未知作曲のコンビで数多く作品を世に送り出していた。

「質問」 著者 田中未知:詳細はこちら
朝妻⼀郎
⾳楽評論家、⾳楽プロデューサー
フジパシフィックミュージック、Fuji Music Group, Inc.代表取締役会⻑

質問

作詞:寺⼭修司
作曲:⽥中未知

あなたは 幸せですか
友達を 思い出しますか
つぐみが 空を ⾶んでいる
あなたの故郷は どこですか
ロバは どこまで ⾏くのですか
⾵に吹かれて はるばると
タンポポの わた ⾶ぶ
明⽇は どこから 来るのですか
だれかに 愛されてますか
戦争は いつ終りますか
みんなで 歌を唄う⽇の
みどりの 広場は どこですか
空は どうして ⻘いのですか
どこか 遠くへ 旅に出て
⼈⽣の⽉曜⽇
あなたの祖国は 美しいですか あなたは 幸せですか
友達を 思い出しますか
夜空の星をかぞえてる
あなたの平和は ほんものですか
ラララ...

© 1970 FUJIPACIFIC MUSIC INC.

リリース時の
時代背景

1960年代はまさに、⾼度経済成⻑期として知られている。1964年の東京オリンピック、東海道新幹線が開通。エネルギー⾰命などなど。当時のトピックをあげたらきりがないほどである。

1965年11⽉から1970 年7⽉まで続いた「いざなぎ景気」と呼ばれる戦後最⻑の好景気の時代。

この「質問」という楽曲はちょうど、この「いざなぎ景気」が終わるタイミングでリリースされた作品である。

1970年は、3⽉から9⽉まで⽇本万国博覧会 EXPO'70(通称:⼤阪万博)開催され、当時の楽曲ヒットには「戦争を知らない⼦供たち」がありました。そして、よど号ハイジャック事件(3⽉)、作家三島由紀夫⽒の割腹⾃殺(11⽉)。70年代の⽇本は「団塊ジュニア」「ベビーブーム」「カラーテレビ」「オイルショック」など、教科書に出てくる出来事が多くありました。

今、「質問」を
リリースする経緯

今回、1970年にリリースされた「質問」を半世紀を経て、新たにリアレンジして、楽曲を制作しました。

原曲のイメージをそのままに、あの時代感を想い出せ、改めて考える機会を創れたら。
そんな思いで、当時の⼈たちに向けた楽曲、⼀朗「質問」。

そして、⼦供たちにも分かりやすく「質問」の歌詞を聴き取って、純粋に感じてもらうために制作した、イチ「質問」。

なんでもかんでも「質問」する⼦供たち。そんな⼦供たちに歌唱してもらいました。もう⼀つは、現代を逞しく⽣きるこれからの世代であるZ世代に向けた、ichi「質問」。

このまったく違ったアレンジの楽曲を3種類⽤意して、リリースすることにしました。

「質問」の歌詞にはいくつかの「質問」が投げかけられる構成になっています。

1970年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代、そして、現在の2020年代。

⽣活様式は格段に進歩し、とても便利な世の中になりました。IT、DX、Web3、先進諸国はこのデジタル社会の中で⽣きています。華やかに⾒えるこの裏で、今もなお、戦争、犯罪、貧困、差別、環境問題など、苦しい現状は存在します。

グローバル化が進む中での、⾔語の違い、⽂化の違い、居住空間の違い、習慣の違い、肌の⾊、性別、あらゆるものが違う中で、⼈々はお互いの多様性を認め合い、共存共栄できるようになるのだろうか。

地球に住む⽣きるもの全てはどうなっていくのだろうか。少し壮⼤で⼤きなテーマの話になりましたが、⼀⼈ひとりがふとした瞬間に疑問に思ったことを「質問」し、⼀⼈ひとりがその「質問」の「答え」を考える時間を持って欲しい、そんな想いでこの楽曲をもう⼀度、作品として世に送り出そうと決意しました。⼈は単純であり、複雑です。考えることから、また始めてみませんか。

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