Vol.19 4月生まれのミュージシャン
卒業に代表される別れのシーズン~3月も終わり、いよいよ4月…入学・就職など新年度・新生活がスタートする月となりました。音楽を愛好される方々には、入学・卒業・就職・結婚等々ご自分のイベントを回顧された際に、その当時よく聴いていた曲も併せて思い出すという経験をお持ちの方々は多数いらっしゃると思います。思い出に残るイベントが特に多いこの季節~4月に生まれたミュージシャンは記憶に強烈に残る素晴らしい楽曲を世に送りつづけたミュージシャンばかり。。。皆様の記憶に焼きついているミュージシャン・楽曲もきっと多いことでしょう…。ということで、今回のSeasoning Of Songsは“4月に生まれたミュージシャン特集2006”と題しまして4月に生まれたミュージシャンの有名どころをピックアップ、その代表曲と併せてご紹介致します。
4月1日
レオン・ラッセル(1941~)
70年代ロック界の才人-プレイヤー、ソングライター。
故・福田一郎先生は“リオン・ラッセル"と呼ばれてましたっけ。
ジョーコッカーと結成したマッド・ドッグス&イングリッシュメン、あるいはインディ・ロック・レーベル“シェルター"の創始者…と、彼についてはいまさら説明の必要はありませんね。エイプリル・フールの日が誕生日だったとは!
■Recommend Song :「Superstar」 (スーパースター)
レオンがデラニー&ボニーと共作した「ソング・フォー・ユー」と並ぶ代表作。「ソング・フォー・ユー」と同様、日本ではカーペンターズのヒットで有名になった曲。
「Superstar」は、「カーペンターズ/ゴールド(デラックス・サウンド&ヴィジョン)」(UICY-7230)に収録されています。
4月2日
マーヴィン・ゲイ (1939~1984)
マーヴィン・ゲイは、牧師の息子としてワシントンに生まれ、地元の聖歌隊でシンガーとしての第一歩を踏み出すのと同時にピアノやドラムといった楽器も習熟、ミュージシャンとしての素地を養いました。学生生活を終え空軍に入ったが間もなく除隊、かねてからの夢であったミュージシャンとしてのキャリアをコーラス・グループ「マーキュリーズ」の一員としてスタートさせました。いくつかのグループを渡り歩いたマーヴィンは、デトロイトで公演した際にモータウン社長:ベリー・ゴーディーにその才能を見出され、同レーベルと契約、ソロ・シンガーとしてのキャリアを踏み出し、「悲しいうわさ」「ハウ・スウィート・ディス・イズ」などのヒットを連発、その後メイン・ワークをタミー・テレルとのデュエットに移行、そこでも「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」「ユー・アー・オール・アイ・ニード・トゥー・ゲット・バイ」など大ヒットを生みモータウン随一の人気歌手となりました。順風満帆なキャリアも、タミー・テレルが脳腫瘍で夭折したことをきっかけとし活動休止を余儀なくされるが、1971年、音楽史上に燦然と輝く名盤『What's going on(ホワッツ・ゴーイン・オン)』を発表して復活、アルバムはビッグ・セールスを記録するとともに、当時シングル盤が中心であった黒人音楽の世界に、社会情勢等テーマ性を以ってアルバムを製作するというスキームを確立、この姿勢に触発されたダニー・ハサウェイやスティービー・ワンダー、カーティス・メイフィールドなどのアーティストと「ニューソウル」というソウル~R&Bの新しいジャンルを生み出しました。『ホワッツ~』に続き『レッツ・ゲット・イット・オン』『アイ・ウォント・ユー』『離婚伝説』と充実したアルバムをリリースしいずれも大ヒット、第二期黄金時代を謳歌していたマーヴィンでしたが、一方では、先妻(ベリー・ゴーディーの娘)との離婚やドラッグ依存などが原因で私生活が混乱、結果音楽活動も滞りシーンから遠ざかります。しかし、1982年モータウンからコロンビアへ移籍し心機一転、シンセを多用し新たな方向性を打ち出した『ミッドナイト・ラブ』をリリース、リード・シングルの「セクシャル・ヒーリング」も大ヒットし、マイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーを抑え、グラミー賞を受賞するなど第三期黄金時代を迎えつつあった1984年の4月1日、誕生日の前日に父親と口論の末発砲され帰らぬ人となりました。
■Recommend Song :
「Mercy Mercy Me ~Ecology~ (マーシー・マーシー・ミー~エコロジー~)」
大傑作アルバム『What's going on(ホワッツ・ゴーイン・オン)』(UICY-7028)に収録されているこの曲は、その美しいメロディ・ラインにエコロジカルなメッセージを込めたまさに名曲。クルマのCMでも使われました。
4月3日
ドリス・デイ (1942~)
ドリス・デイは1924年4月3日アメリカのシンシナティで生まれました。ドイツ出身の音楽教師を父に持ち、幼少期はバレリーナを夢見ていましたが、14歳の時に交通事故に遭い挫折、歌の練習に励みます。16歳の時にレス・ブラウン&ヒズ・バンド・レナウンという有名ジャズバンドに参加し、後にこのバンドのリーダー:レスター・ブラウンが提供した「センチメンタル・ジャーニー」を歌いこれが大ヒット。シンガーとして成功する一方でワーナーブラザースと契約し1948年24歳のドリスは「洋上のロマンス(Romance on the High Seas)」で映画デビューします。その後、女優の仕事をメインとしつつも主演した1950年公開の「二人でお茶を(Tea for Two)」では主題歌もヒット、同様にヒッチコックの「知りすぎていた男」でも「ケセラセラ(Que Sera Sera)」を歌い、誰もが知っている世界的な大ヒットになりました。
■Recommend Song :
「果てしなき恋~I’ll Never Stop Loving You~」
この曲は「ゴールデン・ガール」(SICP-5011)に収録されています。
4月7日ビリー・ホリデイ(1915~59)
ビリー・ホリデイは天才的な歌手です。
ジャズの世界の人々は、レスター・ヤングやテディー・ウイルソン楽団の関係からビリー・ホリデイを所謂“ジャズ歌手"にカテゴライズしたがりますが、レコード会社は彼女をより大衆に向けて売リ出すべく、ジャズだけではなく当時の流行り歌を数多く歌わせています。
彼女特有のうねりに似たスィング感は所謂ジャズのそれとも一線を画しており、ポピュラー・ソングも総て彼女の歌にしているところに彼女の偉大さを感じます。
■Recommend Song :
「Crazy He Calls Me」 (クレイジー・ヒー・コールズ・ミー)
お薦めは、あのサム・クックもビリーにトリビュートした、詞:カール・シグマン、曲:ボブ・ラッセルによる49年の作品「Crazy He Calls Me」。ビリー・ホリデイは、同曲発表と同時にデッカのアルバム「ラヴァーマン」にレコーディングしています。
“キミがそうしてくれと言うのなら山でも動かすし、火でもくぐる、そんなボクをキミはCrazyというが…その通り、それほど恋に狂ってる…、という熱い内容の歌詞です
4月11日ライオネル・ハンプトン(1909~2002)
ライオネル・ハンプトンは、ビブラフォンをジャズの楽器として成立させ、のちのミルト・ジャクソンらに伝えたジャズ界の偉人という側面もありますが、その卓越したテクニックと明るいキャラクターはプレイヤー=エンターテイナーとしても高く評価されています。
ベニー・グッドマンがそのトリオ(テディ・ウィルソンP、ジーン・クルーパーDS)に加え2人目の黒人メンバーとしてハンプトンを起用し今や伝説化されている無敵のスウィング・リズムを生み出しました。
■Recommend Song :
「Stardust」 (スターダスト)
数多レコーディングされている「Stardust」の中でも、ハンプトンのバージョンは出色の出来とされています。
ヴォーカルとハモるスラム・スチュアートのベースも楽しいですが、ここでも聴けるハンプトンの長いアドリブがもとでこの曲がビブラフォン奏者の定番となるようになりました。
「Stardust」は、「ライオネル・ハンプトン/スターダスト」(UCCU-5038)に収録されています。
4月12日ハービー・ハンコック(1940~)…
イリノイ州シカゴ生まれ、11才でシカゴ交響楽団と共演し、天才と賞される。60年にドナルド・バードと初レコーディング後、60年代は主にマイルス・デイヴィスと活動、70年代に入って、フレディー・ハバード、トニー・ウリアムス、ロン・カーター、ウェイン・ショーターとあのV.S.O.P.を結成、のちのヘッド・ハンターズ礎となりました。
ハービーがレコーディングした作品の殆どは自作品ですが、ここでは数少ないカヴァー・アルバムを紹介します。
■Recommend Song :
「Mercy Street」 (マーシー・ストリート)
ザ・ニュー・スタンダード・スペシャル・エディション/ハービー・ハンコック(POCJ-9091/2)は、サイモン&ガーファンクルの「スカボロ・フェア」、ニルヴァーナの「オール・アポロジーズ」などを収録したハービには珍しいカヴァー・アルバム。この曲は元ジェネシスのヴォーカリスト、ピーター・ガブリエルの楽曲のカヴァー。
4月14日
リッチー・ブラックモア(1945~)
日本でトップの人気を誇るハードロック界のギタリストで、ご存知ディープ・パープルの大御所。「ハイウェイ・スター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「BURN」等で聴ける、高速テクニックとヘヴィーなリフは当時感激ものでした。「BURN」はハード・ロック専門誌(つづりは違います)の誌名にも使用されてます。76年にグループを脱退、ディープ・パープルはいったん解散しましたが80年に再結成。■Recommend Song :
「Highway Star」(ハイウェイ・スター)
この曲に関しては、リッチーのギターは勿論、ジョン・ロードのキーボードをたたえる人も多い。その後レインボウによって完成されるドラマチックな様式美の原型がジョンとリッチーのプレイに見られます。
「Highway Star」は、「ヴェリー・ベスト・オブ・ディープ・パープル」(WPCR-10737)に収録されています。
4月24日
バーブラ・ストライザンド(1942~)
1942年ニューヨーク:ブルックリンに生まれる。42年生まれ、というところが微妙で、エルビスやビートルズに次ぐレコード・セールスを誇りながら、音楽的なカテゴリーでは今日のポップスの流れでなくブロードウェイ・ミュージカル派と呼ばれる所以がそこにある。フェイバリット作曲家はハロルド・アーレンと公言している通り、曲、詞を大切にした“歌"が彼女の身上といえる。グラミー賞10回はもとより「ファニー・ガール」などでオスカーも2回受賞した女優でもあります。
■Recommend Song :
「The Way We Were」(追憶)
ご存知1973年シドニー・ポラック監督、バーブラとロバート・レッドフォード主演のロマンス映画のために作られた、マービン・ハムリッシュ、アラン、マリリン・バーグマンによる同名の美しい主題歌。同年のアカデミー賞作曲賞及び楽曲賞を受賞しています。
「The Way We Were」は、「ジ・エッセンシャル・バーブラ・ストライサンド」(SICP-131)に収録されています。
4月25日エラ・フィッツ・ジェラルド(1918~96)
サラ・ヴォーンと共にジャズ・ヴォーカルの女王と呼ばれるエラもビリー・ホリデイと同じく幼い頃はニューヨ-クでホームレスをするなど苦労をしていましたが、たまたまダンサーとして受けたアポロ・シアターのオーディションで"歌手"として認められ、12回のグラミーを受賞する道が開かれた。自由奔放なアドリブとスキャット唱歌法が彼女のトレードマーク。
■Recommend Song :
「Lullaby Of Birdland」(バードランドの子守唄)
マンハッタンは52丁目に50年にオープンしたジャズ・クラブ(バードは当然チャ-リー・パーカーの意)“バードランド"に出演していた盲目のピアニスト:ジョージ・シアリングがその店のテーマ曲として作ったもの。
「lullaby Of Birdland」(バードランドの子守唄)は、「エラ・フィッツジェラルド/《ケン・バーンズ・ジャズ~20世紀のジャズの宝物》」(UCCV-4010)に収録されています。
4月26日ヘンリー・マンシーニ (1924~1994)
ヘンリー・マンシーニは、イタリア移民の子としてオハイオ州に生まれました。高校卒業後、フルートとピアノの教えを受けていたマッド・アトキンスからベニー・グッドマンを紹介され、グッドマンの勧めでニューヨークに移住、名門中の名門:ジュリアード音楽院に学び、ザ・グレン・ミラー楽団に参加、ピアノ・プレイヤー/楽曲アレンジャーとして活躍、ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせました。’52年にはハリウッドに居を移して、ユニバーサル映画に入社、『ティファニーで朝食を』の主題歌「ムーン・リヴァー」、『酒とバラの日々』での「デイズ・オブ・ワイン・アンド・ローゼス」、『ひまわり』での「ロス・オブ・ラヴ」、またテレビ映画『ピーター・ガン』のテーマ、そして誰もが知っている「ピンクパンサーのテーマ」など多くの名曲を残しました。アカデミー/グラミーの受賞歴は華々しく、名誉博士号を受けた大学は4つ…数々の素晴らしい栄誉を受け、ヘンリーは’94年70歳で他界しました。
■Recommend Song :
「The Pink Panther Theme (ピンク・パンサーのテーマ)」
ご存知ピンク・パンサーのテーマ。初出は1963年。2004年にはヘンリー・マンシーニ生誕80周年、没後10年、ピンク・パンサー生誕40周年を記念して『アルティメット・ピンク・パンサー』(という企画盤がリリースされ話題となりました。また、ピンク・パンサーは昨年スティーヴ・マーティン主演、ケヴィン・クライン、ビヨンセ・ノウルズ(元デスティニーズ・チャイルド)、ジャン・レノ共演で実写リメイクされヒットしました。
4月26日
フランシス・レイ (1932~)
南フランスはニース生まれ。パリに出てエディット・ピアフ、イヴ・モンタン、グレコ達の伴奏をしていたが、ピエル・バルーとの出会いを契機に、あのクロード・ルルーシュとの映画音楽コンビが完成。以後、’66年「男と女」、’67年「パリのめぐり逢い」、’68年「白い恋人達」と次々と名作を生み、ついに’70年「ある愛の歌」でアカデミー作曲賞を獲得しています。同じく映画音楽をメイン・フィールドとし、私生活でも仲の良かったヘンリー・マンシーニとは奇しくも同じ誕生日です。
■Recommend Song :
「Treize En France (白い恋人達)」
1968年のグルノーブル冬季オリンピックをドキュメントしたクロード・ルルーシュ監督同名作品のテーマ曲。オープニングの聖火リレーのシーンでこの曲が印象的に使用されています。
「Treize En France」(白い恋人達)は、「Man & A Woman (Master) : The Very Best Of Francis Lai」に収録されています。
4月28日
アン=マーグレット (1941~)
アン=マーグレットは、1941年スエーデンに生まれ、46年に一家でアメリカに移住、大学在籍時アルバイト出演したラスヴェガスでのショウを観たジョージ・バーンズに見出され、’61年映画「ポケットいっぱいの幸福」にベティ・デイヴィスの娘役に抜擢され銀幕デビュー、同年には「Lost love/I ain't got nobody」で歌手デビューも果たしました。幼少時に習得したダンスも上手く、“歌って・踊れて・演技もできる美人女優”として人気を得ます。‘63年にはエルヴィスの入隊をモチーフにしたロック・ミュージカル、「バイバイ・バーディー」で初主演、ジョニー・ソマーズが歌った主題歌「ワン・ボーイ」もヒットしました。そして’64年、エルヴィス・プレスリーと映画「ラスヴェガス万歳」で初共演を果たし、劇中「The lady loves me」をエルヴィスとデュエット、また歌と併せて素晴らしい踊りも披露し、この映画を期に女性版エルヴィスと形容されることもありました。
■Recommend Song :
「Love Makes The World Go Round (ラヴ・メイクス・ワールド・ゴー・ラウンド)」
レスリー・キャロンが主演した’53年公開のMGM映画『リリー』を下敷きにしたブロードウエイ・ミュージカル『カーニバル』で歌われサントラ(UICY-1587)にも収録された曲をアン=マーグレットは持ち前のキュートなヴォーカルでカバーしています。
4月29日
デューク・エリントン (1899~1974)
説明不要、まさにジャズ界の巨人。本名はエドワード・ケネディー・エリントン。首都ワシントンに生まれ、父親はホワイトハウスの執事であり上流の家庭環境であったため学生時代は絵画を学んでいたが、ラグタイム・ピアノに魅せられ17才で学校を中退、音楽の道に入る。’26年、マネージャーで音楽出版社社長:アーヴィング・ミルズの紹介で「コットン・クラブ」のレギュラーとなり、独特のスタイルのバンドを作り上げた。生涯作曲数はなんと3,000曲以上。
■Recommend Song :
「Sophisticated Lady」 (ソフィスティケイティッド・レディー)
天才トロンボーン奏者:ローレンス・ブラウンの協力を得て’32年に作曲、’33年にミチェル・パリッシュ(「スターダスト」の作詞家)アーヴィング・ミルズ(マネージャー、出版社)の2人が詞をつけている。美しいメロディの一方で、詞はかつて洗練されていたが今は身を持ち崩した女性について唄った哀しいもの。
「Sophisticated Lady」は、「ザ・ポピュラー」(BVCJ-37277)に収録されています。
4月30日ウイリー・ネルソン (1933~)
ウイリー・ネルソンは、10歳の時に祖父から貰ったギターを手に祖母から作曲を習いました。早くからプロ・ミュージシャンとしての活動を始めますが、高校卒業後に空軍に入隊し、退役後大学入学~就職と音楽活動から一時離れます。25歳の時にカントリー・ミュージックの本場:ナッシュビルへ渡り音楽活動を再開、作曲家ハンク・コクランに認められレイ・プライスのバンドにベーシストとして参加、同バンドでソングライティングにも携わり、この時名曲「ナイト・ライフ」が生まれました。’60年代にはパッツィー・クラインの「クレイジー」、ファロン・ヤングの「ハロー・ウォールズ」などの名曲を次々と発表、ソングライターとして人気を不動のものにします。’75年にはアルバム『赤毛のよそ者』を発表し、同アルバムからシングル・カットされた「雨の別離」でグラミー賞を初受賞、パフォーマーとしてようやく開花しました。以降、カントリーに留まらず、スタンダード、フォークからブルースまで様々なジャンルの楽曲を唄い、計5回のグラミーを獲得、ファーム・エイドも主宰するなどしてミュージック・シーンになくてはならぬアーティストとなりました。
■Recommend Song :
「Stardust」 (スターダスト)
ナット・キング・コールを始め、この特集でもすでに3回目のご紹介となるこの曲、数多のアーティストによってレコーディングされてますが、独特のヴァーカルで唄われるウイリーのバージョンも名唱と評されています。この曲は「スター・ボックス~ウイリー・ネルソン」(MHCP-132)に収録されています。