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音楽ドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』は、2024年5月31日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開することが決定

2024.04.12
Night Tempo
日本のロック・ポップス黎明期から時代を先取りし、今なお世代を超えて多くの人々に影響を与える音楽家、加藤和彦の軌跡を追った初めての音楽ドキュメンタリー映画 『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』(配給:ナカチカピクチャーズ)が、5月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開となります。
高橋幸宏が加藤和彦に寄せた想いから映画化の企画が立ち上がった本作は、日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話、サディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景などを交えた映像、さらに日本のポップスの金字塔とも言える"ヨーロッパ三部作"に隠された逸話などを、関係者インタビューと貴重なアーカイブ映像で綴り、彼の音楽家としての功績を紐解いていく。
■ 予告編と本ビジュアルがついに完成!
加藤がリーダーを務めたサディスティック・ミカ・バンドのヒット曲「タイムマシンにお願い」で幕をあける予告編では、ジャンルをまたいだ多彩な関係者によるインタビューの一部が登場。サディスティック・ミカ・バンドが日本よりも先にイギリスで評価されることに大きく貢献したクリス・トーマス(音楽プロデューサー)、同バンドのメンバー高橋幸宏(音楽家)、小原礼(ベーシスト/作曲家/音楽プロデューサー)、その他コシノジュンコ(デザイナー)、泉谷しげる(シンガーソングライター/俳優)、きたやまおさむ(作詞家/精神科医)らが、それぞれの言葉で加藤への評価や彼の魅力を語っていく。また、日本初のミリオンヒットを記録したザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」をはじめ、時代を先取りした革新的な楽曲のごく一部を紹介。予告編の最後には、<トノバンが残した名曲は、これからも語り、歌い継がれていく>という本作の強いメッセージがナレーションとして添えられた。
なお、この予告編のナレーションは、今作のために新たにレコーディングされた「あの素晴しい愛をもう一度~2024Ver.」のアレンジャーであり映画出演しているミュージシャンの高野寛が担当。手がけた楽曲のジャンルは多岐に渡り、いつの時代も半歩先をいく音楽家だった一方で、他分野の交流の中でも魅力を放っていた姿に迫る作品となっていることが伺える予告編に仕上がった。 あわせて解禁となった本ビジュアルは、ティザービジュアルに続きサディスティック・ミカ・バンドによる1976年のライブ・アルバム「ライブ・イン・ロンドン」のジャケットにも使用された鋤田正義氏による写真を使用している。
■ 相原裕美監督からのコメント 企画・構成・監督・プロデュースは、『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』、『音響ハウス Melody-Go-Round』を手掛けた相原裕美。「前作『音響ハウス Melody Go Round 』完成試写会の時に、高橋幸宏さんから何気無く「トノバン(加藤和彦)って、もう少し評価されても良いのじゃないかな?今だったら、僕も話すことが出来るけど」と言われたのが、加藤和彦さんに強く興味を持ったきっかけでした。それから、加藤さんの事を調べれば調べる程、革新的な事や、新しいスタイルを産み出している事等々、音楽業界にいながら加藤さんの事を本当に知らなかった、と愕然となりました。微力ながらこの映画が、加藤和彦さんの再評価につながればと思います。」と、加藤との本当の意味での出会いや、その魅力についてコメントしている。
予告編:
Tokyo Love (feat. Iyo Matsumoto)

Tokyo Love (feat. Iyo Matsumoto)
『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』
5月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開

CAST
きたやまおさむ 松山猛 朝妻一郎 新田和長 つのだ☆ひろ 
小原礼 今井裕 高中正義 クリス・トーマス 泉谷しげる 坂崎幸之助 
重実博 コシノジュンコ 三國清三 門上武司
高野寛 高田漣 坂本美雨 石川紅奈(soraya) 他

ARCHIVE
高橋幸宏 吉田拓郎 松任谷正隆 坂本龍一 
他(順不同)

企画・構成・監督・プロデュース:相原裕美
制作:COCOON 配給・宣伝:NAKACHIKA PICTURES
協賛:一般社団法人MAM
2024年|日本|カラー|ビスタ|Digital|5.1ch|118分
ⓒ2024「トノバン」製作委員会
公式サイト:https://tonoban-movie.jp/
公式X:@tonoban_movie

【加藤和彦 プロフィール】
1947年 京都生まれ。
ザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」でプロデビュー。 日本のロックバンドで世界進出を果たしたサディスティック・ミカ・バンドを経て、ソロ、作曲家、プロデューサーとして活躍する他、映画『だいじょうぶマイ・フレンド』(1983)をはじめとした映画音楽、歌舞伎で初めてオーケストラを取り入れた「スーパー歌舞伎」、サディスティック・ミカ・バンドやザ・フォーク・クルセダーズの再結成、坂崎幸之助とのユニット「和幸」、「VITAMIN-Q」結成等、精力的に活動した。2009年11月死去。享年62歳

【相原裕美監督 プロフィール】
コネクツ合同会社 代表・プロデューサー・映画監督
1960年生まれ、神奈川県出身。
ビクタースタジオでレコーディングエンジニアを経験した後、1984年ビクター音楽産業(株)(現ビクターエンタテインメント)ビデオソフト制作室に異動、制作ディレクターとなる。
オリジナルビデオ企画編成の傍ら、ミュージックビデオの黎明期と重なり、同社アーティストのミュージックビデオを演出・プロデュース共、数多く手掛ける。主なアーティストはサザンオールスターズ(メンバーのソロも含む)、ARB、Cocco、頭脳警察、マルコシアスバンプ、永瀬正敏、斉藤和義等、多数。その仕事の中で当時新人だった岩井俊二や下山天ら映画監督を見出した。
2003年スペースシャワーミュージックアワードでプロデュースした『東京』桑田佳祐(演出:信藤三雄 脚本:リリー・フランキー)がVIDEO OF THE YEARを受賞。
2004年同社映像制作部を設立し同部部長、お笑いレーベル『コンテンツリーグ』の設立や映画に参入する。
主な製作・プロデュース映画作品は、熊切和嘉監督『青春★金属バッド』(06)、タナダユキ監督『赤い文化住宅の初子』(07)、三木聡監督『図鑑に載ってない虫』(07)2009年同社退社後、2010年コネクツ合同会社を設立。
2018年初監督作『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』公開。
2020年11月より、銀座の老舗レコーディングスタジオを題材にした監督2作目『音響ハウス Melody-Go-Round』を公開。
"シティ・ポップ"の再評価と共に話題になり、約1年間の全国ロングラン上映となる。
加藤和彦さんドキュメント映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』は約4年間の取材・制作期間を経て今年5月に公開される。
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