海外新譜
ヴォーカルのAiliMaruyamaとビートメーカーの Transistorcakeが2020年に結成した、ベルギーを拠点に活動するエレクトロニック・ポップ・ユニット、AILI(アイリ)。パンデミック中に制作された「DansuEP」は、日本語で歌われているにも関わらずベルギー国内のシングルチャートで6週連続1位を獲得、昨年には小袋成彬とYaffleが共に設立したクリエイティブカンパニー”TOKA”から日本デビューを果たしている彼らの1stフル・アルバムが完成しました。7歳まで日本で過ごしたというAiliの耳に残るシュールな日本語詞が、洗練されたテクノ・トラックと見事に調和し、独創的なグルーヴを生み出しています。
スウェーデン出身のメタルコア・バンド、2011年にデビュー以降、メンバーの変動はありながらも男女3人のスクリーム・ヴォーカル、クリーン・ヴォーカルを擁するモダンなエレクトロニコア・スタイルで活動、フェスへの出演やハロウィンのオープニング・アクトなども含めて来日歴も多く、熱心なファンに支えられています。そんな彼らが、前作『Manifest』から約4年の時を経て新作をリリース。Elize,Mikael,Nilsの新トリオ・ヴォーカルによる絶妙なハーモニー、そしてアグレッシヴなスタイルでモダン・ヘヴィ・メタル・サウンドを作り出しています。
NYブロンクス出身、グラミー賞受賞のほか全世界でトータルセールス7,500万枚以上を誇る世界的スーパー・スター、J-Lo。2002年の3rdアルバム『This Is Me...Then』の続編にしてセルフ・アンサー・タイトル『This Is Me…Now』を冠した10年ぶりの最新アルバムが同名映画のアマゾンプライムでの公開に合わせリリースです。アルトン・エリス1967年のロック・ステディ名曲「I'm Still in Love」をサンプリングしたリードシングル「Can't Get Enough」をはじめ、アルバムはエンジェル・ロペス、ジェフ ”Gitty” ギトルマン、ヒットボーイ、テイ・キース、INKなど多様なアーティストたちとの共演により現代的なポップビートに昇華されています。
松田聖子の本格ジャズ・プロジェクト「SEIKO JAZZ」シリーズは、これまで名門ジャズレーベルVerveから全米リリースされ、第59回日本レコード大賞企画賞を受賞するなど、新たな魅力を提示し、国内外の音楽ファンから好評を得ています。約5年ぶりのリリースとなるこのシリーズ3作目には、クインシー・ジョーンズの紹介により、数々のグラミー受賞作品にプロデュース/アレンジで参画してきた世界最高峰のベーシスト・ネイザン・イーストをプロデューサーに迎え、世界屈指の名プレイヤー陣と共にLAと東京の2拠点で制作。彼女が愛する珠玉のヒット・ナンバーがジャズアレンジでカバーされています。
LDHの人気R&Bグループ、三代目J Soul Brothersのメンバーで、現在ソロ活動も多くの注目を浴びる岩田剛典が自身二枚目となるアルバム「ARTLESS」を発表しました。先行シングルとなるこの「Paradise」は疾走感を意識したポップ・ソングで、彼がソロ活動として自身初の全国アリーナ・ツアー開催という挑戦を控えた今の心境を綴った楽曲となっています。
1985年にインディからアルバム『Dinosaur』でデビュー、1991年の『Green Mind』からメジャーのSireへ移籍、1997年に解散、その後、2005年に再結成したオルタナティヴ・ロック・バンド、Dinosaur Jr.のシンガー、ギタリスト、メイン・ソングライターとして活動するJマスキス、自身4作目となるソロ・アルバムを発売しました。パンデミックの衰退期にまとまり始め、自身のスタジオ、Bisquiteenを活用し、JはDinosaur Jr.のために作るのとは違ったダイナミズムを持つ一連の曲をアコースティック・ギターで書き始めたと語っています。B-52’sのKen Mauriらゲストも参加しています。
今年デビュー1周年をむかえる、SKY-HIがプロデュースする人気ボーイズ・グループのMAZZELが待望の1stアルバムのリリースを発表しました。このアルバムからの先行シングル「Waterfall」は重たく響くビートとアジアン・テイストな楽器のサウンドが印象的で、その上をMAZZELの8人の伸びやかな歌声と鋭く尖ったラップが乗った彼らのスキルが存分に感じられる一曲となっています。印象的なダンスの振り付けにも注目です。
レディオヘッドのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッド、UKジャズ・シーンを牽引するドラマー、トム・スキナーの3人からなるバンド、ザ・スマイルが2ndフル・アルバムを完成させました。サム・ペッツ・デイヴィスがプロデュースを手がけた本作は、オックスフォードとロンドンの「アビイ・ロード・スタジオ」でレコーディングされ、ロンドン・コンテンポラリー管弦楽団がストリングスのアレンジを担当しています。また、先行曲「Wall Of Eyes」は、映画監督のポール・トーマス・アンダーソンがミュージック・ビデオを手がけています。
ジャズ~シャンソン~ブラジル、アフリカ音楽等、様々な音楽的エッセンスを取り入れ独自のセンスで唯一無二の世界を描き出すパリ発・新鋭シンガー・ソングライター、GabiHartmann。ここ日本でも輸入盤で話題となった、ジェシー・ハリスとの共同プロデュースによる昨年発表のデビュー・アルバムを引っ提げ、BlueNoteTokyoで待望の初来日公演を開催したばかりの彼女が最新EPをリリースしました。
全世界で通算5,400万枚以上のアルバムと6,300万枚以上のシングル・セールスを誇るスーパー・スター、JustinTimberlakeが2018年のアルバム『マン・オブ・ザ・ウッズ』以来となる最新ソロ・シングルを発売しました。シンプルなメロディー・ラインと、”スーパースター”を象徴するソウルフルなボーカルが創り出すエモーショナルなサウンドが印象的です。ルイス・ベル(テイラー・スウィフト、ポスト・マローン)、サーカット(マルーン5、ザ・ウィークエンド)やセロン・トーマスなど、豪華プロデュース陣が参加した、通算6枚目となる待望の最新アルバム『エブリシング・アイ・ソート・イット・ワズ』は3月15日(金)にリリースが決定しています。
ギャスパール・オジェ(Gaspard Augé)とグザヴィエ・ドゥ・ロズネ(Xavier de Rosnay)から成る、フランスを代表するエレクトロニック・ミュージック・デュオのJustice。2007年にリリースしたデビュー作『♰(クロス)』がグラミー賞において最優秀エレクトロニック/ダンス・アルバム部門にノミネートされたことで世界的に注目を集め、大ヒット・シングル「D.A.N.C.E.」等を含め、これまでキャリア上での楽曲の累計ストリーミング再生回数は10億を超えています。その彼らが今年4月に発売する8年ぶりの新作アルバム『ハイパードラマ』から、モダン・サイケデリック・ロックの雄、オーストラリアのTame Impalaをフィーチャーした先行シングルをリリースしました。
パンク・ロックの教科書的アルバムとなった1994年発表のデビュー・アルバム『ドゥーキー』から30年、そしてパンク・ロックの金字塔的アルバムである2004年の『アメリカン・イディオット』から20年。彼らはその2作のプロデュースを手掛けた名伯楽、ロブ・カヴァロと再びタッグを組み、新たなパンク・ロックの物語を作り上げました。ロンドンとロサンゼルスでレコーディングされた本作『セーヴィアーズ』は、グリーン・デイにとって通算14作目となるスタジオ・アルバム。2015年4月18日にはロックの殿堂入りも果たしています。
米オーディション番組『アメリカン・アイドル』で注目され、その後TikTokで500万人近いフォロワーを獲得している、米ワシントン出身の21歳のシンガー・ソングライター、Benson Boone。2020年代初頭に2曲のピアノ・バラード「In the Stars」と「Ghost Town」というスマッシュ・ヒットを持つ彼のこの最新シングルは昨年末から行ったSNS上でのティーザーが功を奏し、現在米ビルボード・チャートで3位上昇中、グローバル・チャートでは1位を獲得と大ヒット中。ソウルフルなリリックと生々しい感情豊かなヴォーカルが織りなす名バラードの誕生です。
2022年にDrakeとのコラボ・アルバム『HerLoss』で全米チャート1位を獲得するなど、現在のラップ・シーンを牽引する存在となっている21サヴェージが、待望のニュー・アルバムをリリースしました。フィーチャリングにトラヴィス・スコット、ヤング・サグ、リル・ダークら、錚々たるアーティストが参加する今作は、21サヴェージ本人が不法滞在により2019年に移民・税関捜査局に逮捕された実体験をテーマに描かれています。
世界の歌姫アリアナ・グランデが、約3年ぶりのニュー・シングル「yes, and?」をリリースしました。ニューヨークでレコーディング、マックス・マーティンがプロデュースしたこのダンサブルなポップ・ナンバーは、2020年10月のアルバム『ポジションズ』を発売して以来初となるオリジナル楽曲。周りが何と言おうと、気にせず自分らしく進もう、という力強いメッセージを歌っています。この楽曲は3月8日に発売する自身7枚目となるアルバム『eternal sunshine』からの先行シングルです。
ジェニファー・ロペスが、2月16日に発売する約10年ぶりの新作アルバム『This Is Me…Now』から先行シングルをリリースしました。Alton Ellisの「I‘m Still In Love」のフレーズを引用しレゲエのエッセンスを散りばめたR&Bナンバーです。グラミー賞受賞歴もある人気監督デイヴ・マイヤーズが手掛けたMVは必見です。アルバム発売タイミングではスペシャル映像『This Is Me…Now: A Love Story』がPrime Videoで公開される予定です。
海外での人気も高い話題沸騰中の男性グループ、Travis Japanが遂に1stアルバムをリリースしました。大きな話題を呼んだデビュー曲「JUST DANCE!」をはじめ、これまでの配信シングルから新曲7曲までを加えた楽曲を収録。さらにデビューのきっかけとなったオーディション番組 ‘America’ s Got Talent’で披露した「My Dreamy Hollywood」や「PARTY UP LIKE CRAZY」の2曲も含む全19曲を収録しており、これまでの彼らの快進撃を辿ることができます。
前作『NEWGRAVITY』以来、約3年ぶりとなるフル・アルバム作品で、ファンが待ち望んだ一枚です。海外アーティスト、人気ラッパー、新進気鋭のアーティストやプロデューサーなど多彩なゲストを招いた楽曲を収録した渾身の作品に仕上がっています。オランダのポップ・マエストロ、BennySingsをヴォーカルに迎えた先行シングル「JustAGame」がストリーミングで現在、絶好調です。今年はアジア各地でのパフォーマンスも話題となった彼らですが、今作を引っ提げた来年のツアーも必見です。
SUPER JUNIORのメンバーとして活躍するイェソンが待望の日本オリジナル・シングルをリリースしました。アーティストとして常に新たなジャンルに挑戦し続ける彼の次の挑戦は、クリスマスのぴったりな心温まるR&Bソング。ビジュアルまで今作もすべてセルフ・プロデュースでこだわりの詰まった作品となっています。